勝谷誠彦の××な日々。 /存在するだけで、世の中を悪くしている人たちが「堂々と」暗躍する夏を恐れる。

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・・・購読料は1ヶ月875円。1日にして30円弱という対価をどう受け取られるか、私自身が不安を抱きつつ、楽しみにしているのです。みんなでやっていく、ひとつの新しい地平を開けるかもしれない試みと信じて。・・・

いつの間にか有料になっていたので、どうしようかと迷ったのですが、7月より購読を開始。
一回の昼食代程度で、ここまで有益なメルマガ、あるいは新書というのも、なかなかないでしょう。

どうせ世間の大半の大人、スーツを来て身なりだけは取り繕っていても、頭のなかは中学生レベルの日本人の大半のおとなは、ろくに本など読んでいないのだから、最低限、このメルマガでも取ったらどうですか?

それにしても、予備校で英語の講師が、あなたの親は、月に何冊本を読んでますか?
勤め人になっても、月に5冊は本を読まないと、あっという間にバカになりますよ、と嘲笑的に話していて、
確かに家の親は本を読んでいないから救いようのないくらい頭が悪いな、でも自分や自分の友人・知人たちは大丈夫だろう、と思っていた。


確かに、大学生の頃は、会話の内容に、特に気をつかう事がなかったので、交遊のあった人たちは、雑食的に本を読んでいたようだ。本の貸し借りも、よくやったし。

しかし、いざ就職してみると、あの予備校講師の言葉を痛感させられることになった。

仕事のできない営業マンだった僕からこういうことをいうのも何だし、どうせ前の会社の人たちはこのページなんか見ていないだろうから正直にいうけれど、まともに本を読んでいるのは、2人くらいだけだった。

あとは全員、恐ろしく無知だった。
そういう人たちは、映画も音楽も(小説なんて読まない)はもちろん、感性が好むもの全体が、何かお子様ランチのようなものばかりだった印象がある。
まぁ、もう辞めさせてもらったし、もうあの場に戻る事はないので、どうでもいいのだが、
世の中には、大人面したバカが多いし、そいつらがのさばっている、ということだけは、よく理解できた。

性格はいい人が多かったけれど、その人たちの頭のなかは、すっからかんなので、彼らの言動が、会社という一定の目標に向かってひた走るシステムのなかでは有益だったが、ひとたびそこから離れて、家に帰れば、
とてつもない悪影響を与える存在になっていることが想像できた。


政治学においては、影響力とは、それを行使することだけにとどまらず、それを保持するものが存在することによっても、効力を発生させる。

何のことだか分からない、という人は、これっぽっちも核のことを考えたことがないに違いない。
説明を省くから、少しは考えてみなさい。


文化環境においても、趣味の悪い人たちが大量に存在することが、環境悪化を加速させている。
何のことだか分からない、という人は、これっぽっちも文化のことを考えたことがないに違いない。
説明を省くから、少しは自分のこととして、考えてみなさい。


ここまで書いても、バカな人は自分がバカだと認めないから、なぜ冒頭の購読料1ヶ月875円のメルマガと影響力の話が繋がっているのかが、理解できないでしょう。


僕はよく年下の友人に、「俺がジェントリーな先輩で良かったな」といって親切にいろいろ教えてあげていたので、慕われていました。


偶然このページを読んでいる人が、僕よりも年下なのかは分かりませんが、メルマガと影響力の繋がりが理解できていない人は、洞察力も読解力も未熟な人だと思うので、当然知性などというものは期待できない。本を読んだのは半年前ですか?


そんなバカな人たちが投票権を存分に行使する都議選と衆院選が近付いて来ましたね。
どんな判断根拠をもとに、誰に投票するつもりですか?
そのための準備は始めてますか?
日経は新聞としては、朝日などよりはましなのかもしれませんが、選挙の判断材料を日経だけに頼るなんて、
そんなバカなことはしないで下さいね。


ところで、タイトルの意味、分かりましたか?