腹の立つことが多過ぎる。

21日、朝から夜まで京橋と神保町を歩いて回り、いろいろ思うところがあったので、フィルムセンターの階段を降りる間の20秒×2回に考えたことをその日の夜から書いていたのだが、6000字を越えてもまだ1/5程度しか文字に移植出来ていない。もうとにかく、文章を書くという行為の遅さに腹が立つし、22日に家でいろいろあったことにも腹が立つし、アンプは壊れるし、荒木さんにお聞きしたことは果たせそうになく、かつ構造的にこの場に掲載することは出来ないので、今日か、明日に、タイトルと文の一部だけを掲載して、痕跡を残し、残り20000字くらいは小説の中に書くので「省略」としなければならないことは、階段を降りていた時点で分かっていたのだが、7/20〜7/21のことを階段を降りつつ考えた通りに文章におこす作業は、本当になかなか終えることが出来ない。

ひとまず、PFFイーストウッドは、"BLOOD WORK"も"UNFORGIVEN"も大ホールの1/3程度も埋まっておらず、nobodyの編集委員らしき人がいたので、帰宅してnobodyを見てみたら、その人の文章ではなく、梅本先生のこんな文章が掲載されている。http://www.nobodymag.com/journal/archives/2009/0721_2019.php
やはり、好奇心や未知の物事に対する切実さを、若い世代はかつてない程欠いている。多分、80年代以降の世代は壊滅的なのだなのだろう。

それから、PFFの帰りなのか"UNFORGIVEN"までの時間潰しに散歩していただけなのかは分かりませんが、見慣れぬ無精髭に、しばしば劇場でお見かけする某俳優さんとすぐには気付かなかったため、凝視してしまい、美学校に用はなかったのかも知れないのに、その方は、振り返ってこちらを見ながら、片倉ビルの中に逃げ込むように入っていかれました。

ご迷惑をおかけしたようでしたら、すみません。シネマアートンでの神代辰巳の時にも、振り返ったときに、おお!とびっくりした顔をしてしまい、すみませんでした。

ただ、何度もお見かけしておりますし、今後もそうした機会があると思いますが、話しかけるなどのお邪魔をするつもりは、これまでも、これからもありませんので、どうかお許し下さい。

みなさん、特に女性の方も、プライベートで来られているのですから、ご迷惑はかけないようにすべきだと思います。

"UNFORGIVEN"の際、暗転した上映寸前に、一人入場して来た方がいました。上映後、エンディング・クレジットを見ずに帰った方と、同じ方ではないかと思えて仕方ありませんでした。(もう一人、片倉ビルでお見かけした服装に良く似た格好の男性が、その少し後に急ぎ足で退出して行かれました。こちらの方でしたか?)

わざわざフィルムセンターにまで映画を観に来て、こうした慌ただしい入退場をするからには、余程の忙しいスケジュールがあるか、人に顔を見られたくないかのどちらかだと思います。

野暮なことはせずに、マナーを守りましょう。

基本的にこの場は、痕跡を残すことと備忘録、検索エンジンクローラーにヒットさせることと、同時性・アーカイブの提供が目的です。
小説のなかではもう少しきちっと書いていますので、この駄文もお許し下さい。


遅々として進まぬ作業に、文章を書くというのは、本当に肉体労働なのだなと痛感している。
そんななか、J Mascisのインタビューを読み直していたら、Wipersというとんでもなく素晴らしいバンドが、80年代のシアトルシーンで活躍していたことを知った。

しばしばオリジナルを凌駕するほどの、カートの選曲/編曲/演奏という、カバーにともなう作業の好例を、ここでも見つけることが出来たことだけが、ここ2日の嬉しかったことだ。自分の不勉強さには、腹立たしかったが。

簡潔な歌詞も良い。サビ(Aメロというか。短い曲だ・・・)で、DefectとRejectで韻を踏み、社会への距離の取り方を提示してみせるというセンスは、やはり日本のバンドには見当たらないし、多分出来ないだろう。日本のバンドは、基本的に勉強不足でセンスも悪い。日本語も、ロックには向いていない。80年代の日本のパンクも、めぼしいバンドは聞いた事があるが、感心した曲は殆どなかった。無論、JOY DIVISIONとその周辺の仲間たちがBOX SETでみせたように、目眩がするほど何から何まで完璧にパンクを体現することなど、望むべくもない。

http://www.amazon.co.jp/Heart-Soul-Joy-Division/dp/B00005MKHQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1248312354&sr=8-1

あぁ、また余計な時間をこっちに費やしてしまった・・・。