SupergrassとJohnny Foreigner

Supergrassが解散しました。17年か。長かったなぁ。昨今のイギリスのバンドは、彼らからの影響を濃厚に受けているバンドが多いようで、何度かそうした発言を読んだことがあります。

個人的には、Pete Townshendも「彼らに何の問題があるのだろう(多分The Whoの"The Kids Are Alright"に関連付けた反語として、つまり何の問題もない素晴らしいブリティッシュバンドだという意味で)」と絶賛していたこの曲が大好きでした。

Supergrass - Going Out

特に、ドラムが初期のKeith Moonの尋常ではない手首のしなやかさによるドラミングを継承しているようで、とても興奮しました。

The Who - I Can't Explain

ツーバスやタム増加などでドラムセットが増える中・後期のドラミングとは、明らかに異質です。中・後期も好きですが。
The Who -- See Me, Feel Me -- Live at Woodstock 1969

Peteは大車輪をやり過ぎて、親指から出血している・・・。膝をスライディングさせたり、ハイジャンプをしたり、彼のギターパフォーマンスは、その後、ジミと同じく多くのギタリストに受け継がれていきました。

イギリスのバンドといえば、Pavementからも影響を受けていると公言するJohnny Foreignerという若手バンドを知りました。若くて才能があり、かつ世界的に売り上げも期待できるというのはいいですね。日本にもそういうバンドがいるといいのですが。イギリスの若手バンドは、いや、イギリスの若手バンドも、というべきなのでしょうが、自国のバンドとともに、アメリカの90年代以降のバンドからの影響が強いようです。日本のバンドは、口ではそういうけれど、サウンドにも歌詞にもそうした痕跡が残らないのが不思議です。単に才能がないんだろうか。

Johnny Foreigner「criminals」