胴元強しの時勢

新聞、テレビ、出版、映画、レコード、広告といった業界が厳しさを増していますね。そこで働く人たちの心情がWEB上で吐露されてゆくので、それに触れる機会も増えました。

以前も書いたのですが、個人的には、『2011年新聞・テレビ消滅』/佐々木 俊尚/文春新書 と、それを読んだ内田樹のブログが状況把握に役立ちました。

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

ミドルメディアの時代 内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/01/10_1144.php

博士の異常な鼎談』という番組では著者が重要な部分をフリップを使って説明している箇所がありました。


前編1/3〜後編3/3まであるのですが、内容的には本を買って読んだ方が短時間で密度が濃いと思います。

メディアである新聞、テレビと、コンテンツである映画、レコード、その両方にまたがる出版、そしてメディアに付随する広告と、それぞれポジションは異なるのですが、共通する部分もあるのではないかと思います。

・ハリウッドが垂直統合(と赤狩り)で衰退を余儀なくされたように、垂直統合が崩れれば、メディアが衰退するのは必然。ただし、下げ止まりもある。
・「コンテナ」(テレビ→you tube、新聞→ネット)が儲かる。
・「モニター(ディスプレイ)」でアクセス可能なことは、程度の差はあれスモール〜ミドルメディア。
・競合が淘汰されてゆき、資本の集中が進む。

以上から、構造的に、新聞、テレビ、出版、映画、レコード、そしてそれらに付随する広告が厳しくなる。


うう、眠いから続きはまた明日。


博士の異常な鼎談』(上記以外にもいくつか見ていたら夜中に!面白い番組ですが、3月で終了したようです。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AA%E9%BC%8E%E8%AB%87