自分で情報をきちんと取りにいかねばならないと痛感した。

いとこも被災したし、個人的にもいろいろ思う所はある。
震災関連で有用な情報源を多数見て来たつもりだったが、今日の勝谷メルマガで紹介されていた写真を見て、
改めて日本のマスコミの隠蔽のひどさと、震災の傷跡の深さを垣間見た。

しばらく転送許可が出ているので、以下に引用。
ただ長いので、上に写真のリンク先を引用する。

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_one_week_later.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_hopes_fade_for_finding_m.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_continuing_crisis.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_vast_devastation.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/massive_earthquake_hits_japan.html


件名: 2011年3月22日号外。<緊急性のあるものではありません。でも昼休みにでも見ておいて欲しい映像です>。

 12時40分。いま東京ではかなり強い揺れを感じた。
 何やってんだNHK!揺れた直後からスタジオが消えて、義援金の受付などを延々どやるんじゃねえ。こういう時こそ、生のアナウンサーの出番だろう。せっかく生放送をやっていたのに。まさか、あのスタジオ、録画でやっているんじゃないだろうね。
 日本テレビはちゃんと報道スタジオに切り換えた裏で「みなさんのNHK」は延々ととぼけた音楽に乗せて義援金募集、あっ、画面がかわったら今度は武田鉄矢さんが出てきて『贈る言葉』を歌いだしたぞ。送って欲しいのは地震の情報なんですが。とほほほほ。千葉で震度4だそうです。いろいろなものが弱くなっているので、この程度の震度はかなり危険です。該当地域の方、気をつけて下さい。

 昼休みにでも見てもらおうと思って、実はここから書き出していたのだ。もうお昼も終わりだが、せっかくなのでそのまま送る。
 日本ではあまり目にすることのできない映像である。
 なぜか「遺体」と「柩」と「自衛隊」を徹底的に排除する国内の腰抜け大マスコミでは見られない情報がここにある。
 しかし、それだけではない。海外の特派員たちの眼差しの優しさばどうだろう。
 戦地や被災地にあって、私も写真家としてこうした目線を大切にしてきたつもりだった。そこが悲惨であればあるほど。伝えるべきものは明日への希望なのだ。
 先日来繰り返しているように、被災者にとってもっとも辛いのは「無視されること」なのである。しかし福島原発から事実上50キロ圏内に立ち入らない大マスコミは堂々とその非情な行為を続けている。圏内には津波地震での大被災地も数多くあるというのに。
 写真はこちらです。
 http://www.boston.com/bigpicture/
 いちまい、いちまい、ただ見て下さい。キャプションの英語など読めなくても、すべてが伝わってくるでしょう。
 162の16の番号を見て下さい。日本の大マスコミが無視しきった「天皇陛下と人びと」の写真がある。この一枚こそが、もっと欲を言えば避難所でのこの一枚があれば、大災禍のあとの日本を支える背骨になるというのに。それこそがメディアの仕事なのに。
 気になる写真も多いのに気付くだろう。救助隊員たちが遺体に向けて敬礼している相手は、殉職した同僚だろうか。靴が似ているように思われる。
 早い時機にヘリなどが現場に突っ込んでいって大活躍し、その後は主な仕事は「遺体の収容」であることもわかって来る。
 私たちはいったい政府と大マスコミによってを見させられてきたのだろう。この検証は「証拠が残っている今」だからこそ、余力のあるものがしなくてはいけない。ひとつでも多くの目に触れてもらいたく、かくお送りするのである。

 韓国の人たちもやってくれるじゃないですか。
 http://www.youtube.com/watch?v=F1lhwSTqe-Y&feature=youtu.be
 ボストンと重なる映像が多いのにも気がつくだろう。これが「国際基準」が見ている私たちの国のいまの姿なのだ。国内の大マスコミから連日垂れ流されている映像などではなく。

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