基礎体力があるかないか

選挙の帰りに、成瀬が東大病院に移される前に入院したと思しき病院と、成城の前に住んでいた祖師谷の土地を見に行った。二つとも、幾度となく素通りしていたのだが、こんなに近所にあるとは。祖師谷から砧の撮影所までは、自転車で通ったのだろうか。車だと不便だしなぁ。やはり、この近辺は、東宝の映画人が多い。引っ越す前にもっと見ておこうと思った。

さて、いろいろ手続きやら準備をしていて、何だかなぁという気分になったので、機材の音源を見ていたら、これがあった。

Fender Tele Thinline Deluxe

このProguitar.comの試奏は、とても優れていて、かつ人気が高い。
Andyが店員なのか、プロのギタリストなのかは不明だが、フレーズの選曲がいい。
今回も、RadioheadThe BeatlesThe WhoNeil Youngなど、新旧織り交ぜていて、何度も再生してしまう。ピックを使っていないので、テレキャスターのアタックが軽減されているが、それでもいい音だ。普通、こうした演奏ではエフェクターは踏まないのだが、最後のNeil Youngは踏んでるし(笑)。この人は、Neil Youngが好きみたいで、いろんな演奏でフレーズを弾いている。
すぐ友達になれそうだ。

しかも、コメント欄を見ると、視聴しているユーザーもきちんと曲を分かっている。有名な曲ばかりなので、当たり前なのだが、多分日本だとこうはいかない。楽器屋でたまに試奏している人たちのフレーズは、メタルっぽいのが多いし・・・。

日本は、結局ロックが根付いていないのではないか、と考えているのは、そういう理由だ。
野外フェスに行く人たちでさえ、邦楽しか聞かないだとか、メロコアしか聞かないだとかいう人が多い気がする。チャートの上位に、RadioheadThe White Stripesが食込む英語圏と日本では、やはり聴衆やミュージシャン予備軍の基礎体力に大きな断絶があると思うわけです。

"Jazzmaster"と検索すると、Sonic Youth、Proguitar.comのJモデルの試奏、金髪のツッパリのサーフギター講座(笑)。素晴らしい。
http://www.youtube.com/results?search_query=jazzmaster&search_type=&aq=0&oq=jazzm