センスは残酷!

Sonic Youthの曲を練習し始めて改めて痛感することは、ロックの演奏などというものは、自分の表現したいことが音にできればそれで充分だということです。ピアノなどのクラシックの楽器とは真逆で、ブルーズのように、自分が出したい音を出せれば良い。つまりセンスの比重が大きい。Sonic Youthの場合、変則チューニング自体が創作意欲を刺激するらしく、各変則チューニングごとに何曲も曲を生み出している。作曲した時は変則チューニングだったようだが、実際の演奏ではレギュラーチューニングという曲もある。"PINK STEAM"も、Leeはレギュラーだと思う。簡単なフレーズばかりだが、センス抜群で曲を上手くドライブさせている。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」の33位にランクインしたらしいが、ギタリストはもっと彼のプレーをよく研究した方がいいのではないかと思う。

PINK STEAM
http://www.fromthebasement.tv/artists/sonic-youth/performances/pink-steam#Message-complete
http://www.oldielyrics.com/lyrics/sonic_youth/pink_steam.html

誰も覚えていないだろうけど、何度も紹介した"FROM THE BASEMENT"の公式サイトより。画質良好!

Thurstonは1958年生まれ、Leeはさらに2歳年上。バンド結成から30年近く経つ。普通なら、再々結成でもして、昔のヒット曲を携えて、アリーナツアーでもしているようなベテランなのに、サウンドも歌詞も情動に溢れている。日本で50代のベテランバンドが同じ内容の歌詞を歌ったら、単なるエロオヤジにしかならないでしょうね。凄いなぁ。

またJazzmaster熱が再発してしまったが、60年代のモデルはまだ結構高い・・・。やはりLes Paul SpecialかSGのカスタムショップモデルが先かなぁと思い、久し振りにPaul Wellerのしなやかなサウンドが聞きたくなって調べたら、彼も1958年生まれなんですね。彼らは僕の20歳年上。この時は37、8歳だと思うので、当時の某佐野さんと同じ年齢・・・。色々とSG使いの演奏は聞いてきたつもりですが、いまだにPaul Wellerは個人的にトップです。Marshallも揃えなきゃなぁ。

Out Of The Sinking
http://www.youtube.com/watch?v=K9Bpqq9gKVA

'Whirlpools End' on 'Later'
http://www.youtube.com/watch?v=yG15-g_tgfo&feature=channel
金を溜めねば・・・。早く仕事が始まって欲しいのですが、書類作成の手伝いをしている様子では、ますます遅れそうなんだよなぁ。

"FROM THE BASEMENT"に戻ると、先日のNHK-BSでも全曲が再放送されたRadioheadの演奏も一部閲覧できます。素晴らしい演奏なので、iTunes Storeでサンプルを閲覧して気に入ったら、1曲120円だし購入した方がいいと思いますよ。"Radiohead FROM THE BASEMENT"で検索すると購入者から絶賛のコメントが(笑)

THE DEAD WEATHERの演奏、とりわけJack Whiteのドラミングを見ると、やはりロックバンドはドラムが重要だということと、センスいい奴は何をしてもOKということを再認識できます(笑)
個人的には2曲目のシングル曲"treat me like your mother"が好きです。こういう(あちこちのバンドからのよせ集めだけど一応の)新人バンドの演奏を聞いて、プロ/アマ問わずバンドを続けていられる人は、余程自信があるんでしょうね。ちょっと落ち込むくらいいい。

20 min live set
http://www.fromthebasement.tv/artists/the-dead-weather/performances/20-min-live-set