『アブラクサスの祭』の黙殺っぷりが半端ないので

明日見てこようかと思う。キネ旬1月上旬号に藤井仁子の映時評でも取り上げられてるようなので、ついでに立ち読みしてこようかと思う。加藤監督をずっと支えてきたのは藤井氏以外はあまり知らないので、彼がどういう感想なのかとても楽しみ。彼以外は映画評論家やシネフィルの黙殺っぷりが凄いみたい。だが、ゴダールや『キック・アス』などの優先順位が高過ぎるので、後回しになっているだけかもだが。

藤井仁子といえば、個人的にはNobody25(http://www.nobodymag.com/online_shop.html)の「オルフェウス強行突破ーー不確定なトニー・スコット論のために」をきっかけに、(蓮實さんの時評ももちろんあったが)トニー・スコットの凄さを知ることが出来たことでとても感謝している。年末は『クリムゾン・タイド』を久方振りに見て締めくくり、藤井論の論点に加えて主にシステムの弊害について『アンストッパブル』を考慮に入れて感想をノートには書いたのだが、高峰秀子の逝去という、あまりに大きな損失に意気消沈してしまったので転記できなかった。

何で見に行く気になったかというと、上記に加えてテアトル割引カードが残っているのと、ジャズマスターの音をデカイ音で聞きたいのと、かの松田広子プロデューサー発案でレナード・コーエンの『ハレルヤ』を海辺でカバーするというのが気に入ったので。

それではずみをつけて、今週は『ソーシャル・ネットワーク』と『アンストッパブル』だ!激烈な年明けにしたい。